穴あけ加工と特殊な穴あけ加工
こんにちは!今回は穴あけ加工についてご紹介していきたいと思います!
穴あけ加工は、石の種類や石の形や石の状態(クラック)を見て、加工出来そうなら依頼を受けさせて頂いてます。
後半は、実際に加工のご依頼を受けた「片穴穴あけ加工」、「貫通穴あけ加工」と「特殊な穴あけ」についてご紹介していきたいと思います。
基本的には、サイズが長さが長すぎるものだったり、彫刻ものはできないことが多いです。
しかし、
今回一番最後にご紹介する特殊穴あけ加工は、穴の長さが長くて透明石ではないものと、彫刻のものです。
石の種類や厚さ、クラックなど加工可能でしたので、特殊な穴あけ加工をさせて頂きました。
通常の『穴あけ加工』と、『特殊な穴あけ加工』の違いを今回はご紹介します。
まずは、穴あけ加工について説明していきましょう。
天然石に穴あけをする方法
天然石に穴を開けていくための方法はいくつかあります。
穴あけの機械は、『超音波穴あけ機』『ドリル式穴あけ機』『リューター』の機械で開けていきます。
(ちなみにリューターは穴あけ専用の機械ではないですが、穴あけをする事も可能です。)
『超音波穴あけ機』『ドリル式穴あけ機』は加工業者でないと機械を購入するのは難しいですが、
リューターでしたら、比較的に一般の方も手に入りやすい穴あけの機械になっています。
それぞれの穴の開け方の方法を見ていきましょう。
超音波穴あけ機械で開ける方法
超音波穴あけ機械は、カーボランダムという研磨材と、水を使用して超音波機械で穴を開けていく方法です。
こちらの機械では、穴サイズを決められたり、変形なルースやパーツどんな物でも、穴あけするのが可能な機械です。
しかし、研磨材を使用するため、穴を開ける時に見づらいので(加工中は、加工の穴の部分は、砂でほとんど見えません)
職人の手の感覚で穴を開けていきます。
熟練の職人でないと、とても難しい加工です。
こちらは、穴あけ体験出来ますので挑戦してみたい方は是非チャレンジして下さいね!➡穴あけ加工体験
ドリル式穴あけ機械で開ける方法
ドリル式穴あけ機で穴を開ける方法は、開ける前の設定をちゃんとすれば、
数十回程度練習すれば、初心者でも簡単に、穴を開けられるのが良いです。
石を固定する器具で固定し、ダイヤモンドの針で、水を流しながら穴を開けていきます。
しかし、変形の形をしている石や、小さい石は加工することは、設定が難しくできません。
丸玉や平板のものは穴あけ加工はできます。
また、ダイヤモンドの針で開けていきますので、劣化で折れる場合を除いて
操作がちゃんとできないと、すぐ折れます。ポキっとw
また、1番大変なのが、初めに石を設定をすることが、とても難しいのが特徴です。
丸玉や平板など、加工する石には制限がありますが、穴のサイズも設定できるのが特徴です。
こちらも一般の方むけの穴あけ体験ができます。
弊社の職人が設定をしますので、穴あけ体験しに遊びに来てくださいね!➡穴あけ体験
リューターで穴を開ける方法
リューターで穴を開ける方法は、一般の方でも機械が手に入りやすいのと、手軽に穴を開けられるのが良いです。
しかし、穴を開けるクオリティなど考えると職人目線ですと、あまりお勧めではありません。
リューターでの加工は、穴をあけるために、手の力でグリグリと押し当てて開けていかないといけないので
ダイヤモンドの針がすぐ折れやすいです。ポキっとw
また、手で押し当ててグリグリすると入口の穴は広がりやすく、穴サイズが正確に決めることは難しいです。
そして、やはりなんといってもとても時間がかかります。
コツコツと時間をかけて、手軽に開けるにはとても良いのが特徴ですが、正確に開けたい場合などは他の方法がおすすめです。
穴あけ加工について
『穴をあけたい!』と思い、加工依頼をすると思いますが、実は穴あけはそんなに簡単なものではないのですw
穴あけ加工は『原石から作成して穴を開けていく』のと、『磨きまで完成したルースなどに穴を開けていく』のでは
難易度やデメリットが、全然違います。
通常、市場で売られている、穴がすでに開いているルースやパーツは
『ルースを磨き加工の工程の仕上げる前に、穴を開けています。』
磨く前に穴を開けることにより、穴の入り口などが、穴口にビリ(剥がれ)になっても、
その後、最後の工程で、磨かれるので、綺麗に整うのです。
しかし、加工依頼でのご依頼は、ほぼ100%に近いくらい
『磨き加工がされている完成されたルース』に穴をあける加工が、ほとんどです。
すでに磨いてある、ルースやパーツに穴を開ける加工というのは、穴の入口が汚くなる可能性があります。
こちらが、一番はじめにお伝えした『穴あけはそんなに簡単なものではない』という部分です。
こちらは通常「磨き前に、本当は穴あけする」工程のためです。
しかし、
『すでに完成されたルースやパーツに穴をあけてアクセサリーを作りたい!』
『気に入ったルースが買った時に穴が開いてなかった!』
など、もちろんありますよね(^O^)大丈夫です!
その場合、天然石ですので性質状クラックなどの加工中の注意事項がありますが、こちらをご了承いただければ、加工する事はできます!
通常弊社では、必ず加工前に注意事項をお客様に確認して頂いた上で加工していきます。
もし、穴あけ加工をしたい方は、必ずご依頼前に、穴あけ注意事項をご確認くださいね。
穴あけ注意事項について
穴あけをするにあたって、加工するための注意点について、こちらでは伝えていきたいと思います。
加工不可の石は硬度4以下、または硬度9以上の石です。
加工可能な石であっても、石の状態によっては加工をお断りすることもございます。
天然石の性質状、内部にクラックなどインクルージョンが入っている場合は、
穴あけの際に欠け、割れが発生する場合があります。
割れないかもしれないし、実際に、こちらも加工してみないと分かりませんので、ご了承ください。
それと、
穴の入り口が穴あけの際に穴あけ機の振動により、穴口にビリ(剥がれ)が入る場合があります。(ないように細心の注意をして加工していますが)
磨いてあるルースやパーツに穴を開けるというのは、穴あけ作業の上でビリは避けることはできませんので
ご依頼者さまにはご了承いただいた上での加工になります。
というように、注意点があります。
また、実際に加工をご希望される場合には、お客様には加工指示書と穴を開けたい場所にマジックなどで印をつけて頂きます。
穴あけ加工の種類と難易度
穴あけの加工では石の種類で加工できるものと、できないものがあります。注意点でお伝えした通り
弊社で、加工不可の石は硬度4以下、または硬度9以上の石です。また石の状態でお断りする場合もありますが、そちらが可能な場合は、
貴方のやりたい加工は、ご依頼の石が加工出来るかの!?の判断を職人がしていきます。
•片穴または、貫通穴あけなのか?
•穴サイズは何㎜なのか?
•穴の長さは何㎜なのか?
によって穴あけの難易度も違いますし、もちろんお見積もりも変わっていきます。
例でいうと
①水晶
・穴サイズ1㎜
・穴の長さが3㎜
・片穴
・透明石
②トルコ
・穴サイズ1㎜
・穴の長さが20㎜
・貫通穴あけ
・不透明石
見ていただくとわかりますが
①と②を比べると、②のトルコの不透明石のほうが、穴を開けるときに見えませんので、難易度が上がります。
透明の石ならば見えるので加工しやすいのは言うまでもありませんよね。
不透明ですと、どうしても曲がりやすいので調節かかなり必要です。
また、穴サイズも1㎜より3㎜の方が、大きく開けないといけないため
開ける時間は長くなるし、難易度は難しくなりますし
片穴と貫通穴あけによっても、貫通穴あけのほうが同じく時間、難易度が倍以上、上がります。
では、よくある穴あけ依頼の加工例を実際に見ていきましょう。
片穴あけ加工
片穴加工は、天然石を扱うアクセサリーの作家さんや一般のアクセサリー好きの方からよくご依頼頂く加工になっています。
ペンダントやピアスなど、アクセサリーの金具を付ける為に、片穴あけ加工をしていくことが多いです。
片穴加工は比較的に、手軽に加工しやすいのと、透明石でアクセサリー金具をあまり見せたくないのを
最小限にしてアクセサリーを作ることができます。
それでは、実際にお客様からご依頼頂いた片穴穴あけ加工例をご紹介します。
片穴加工依頼内容
こちらでは、片穴加工依頼をご紹介していきます。
こんにちは
初めまして ライブではそーっと何回か見させて頂いています☆
質問があるのですが… 手持ちの石を右の画像にあるようなピアス(石に直接ポストが刺さるタイプ)に加工して頂くことは可能でしょうか?
手持ちのハーキマーとグリーンクォーツ、レモンクォーツをピアスにしたいのですが…
ハーキマーは8.4×5.4
グリーンクォーツは7.1×9.0
レモンクォーツは9.6です
お返事頂けますと幸いです よろしくお願いします。
こんにちは
いつもライブ配信ご覧頂きありがとうございます(*^-^*)
はい、出来ますよ!
お写真とサイズを縦、横、幅を詳しく教えてください。 あと、穴あけの場所も教えてください。
金具はお客様でご用意なさいますか?
また、石にクラックなどあったり するとワレ、カレになりやすいです。 注意点をお読み頂きご確認ください。
【石の名前】 ①ハーキマー水晶 ②グリーンクォーツ ③レモンクォーツ 【内容】 片穴あけ加工 アクセサリーパーツを付けたい ハーキマー8.4×5.4 厚さ4mm グリーンクォーツ7.1×9.0 厚さ5.4mm レモンクォーツ9.6 厚さ6.1mm
直結の穴を開けたいです
グリーンとレモンは上部に開けてチェーンの金具を刺したいです
ハーキマーは直接ポストにはめるタイプです。
金具はこちらで用意します
注意事項読ませて頂きましたチェーンの金具はこういうのです
承知いたしました!
穴を開けたい場所に印をつけて送ってください。
金具が手元にある場合は、穴サイズが金具の大きさになるので、その場合は石と一緒に送ってください。
よろしくお願いいたします。
片穴穴あけ加工ルース到着
ということで、実際に届いた石はこちらです。
加工希望指示書も詳しく書いて頂きありがとうございます!
開けたい場所にマジックで印も付けてありますので分かりやすいです。
とても可愛いパーツたちですね!可愛いから持ち歩き用に、ピアスにお仕立てしたくなるのもわかります(*''▽'')
アクセサリーのチェーン金具を取り付けるための確認のご相談
その他に、加工前にお客様からアクセサリーの金具についてご相談がありました。
金具が揃ったので石を送付させて頂きますが、1つご相談があります。 金具の芯が思ったより長く、穴あけの深さに影響しそうです。 芯は自分でカットできそうなので、穴の深さを3mm位ではどうかな?と思っていますが 現品を見て頂いてからご意見ください
こちら、実際に取り付けるアクセサリーの金具の写真も、お客様が送ってくださいました。
職人に確認したところ
これは3㎜あれば十分アクセサリー金具を接着するのは可能だよ。
この金具が長いから、長さそのままだとせっかくの石がもったいなくなるからね。
とのことでした。
加工する石は透明石なので、そのままのアクセサリー金具の長さで穴あけをすると、
金具がかなり目立ってしまうとのことで、お客様のご相談の通り
3㎜の深さぐらいがちょうどいいという判断になりました。
いよいよ穴を開けていきましょう!
片穴穴あけ加工
今回の穴あけは、石サイズが小さいのと、変形のカタチをしているので
超音波穴あけ機械で片穴を開けていきます。
超音波穴あけ機械は、カーボランダムという研磨材と、水を使用して超音波機械で穴を開けていく方法です。
今回は、ハート型やお花のカタチでしたので、手で持つのが難しいところもありましたが
深さ3㎜という指定があったので、穴のサイズを気にしながら加工しました。
アクセサリー用片穴の穴あけ完成!
3個、片穴加工完成いたしました!
こんにちは!
素敵な仕上がりありがとうございます。
職人様さすがですね!
励みになります!ありがとうございます。
素敵なアクセサリーを作成してくださいね。
次は貫通穴あけ加工をご紹介します。
貫通穴あけ加工
こちらでは、貫通穴あけ加工についての加工依頼をご紹介していきます。
貫通穴あけ加工は、代表的なのは丸玉のブレスレットのような穴あけです。
また、パーツや、アクセサリーにするために、貫通穴あけ加工をすることが多いです。
貫通穴あけ加工内容
貫通穴あけ加工をお願いいたします。 ・星形レッドアゲート 厚さ2mm 直径10mm ・アベンチュリン 厚さ2.5mm 長さ30mm レッドアゲートは上から深さ2mm程 直径1mmの穴が空いているのを貫通させて欲しいです。 それが難しい時は下から同じように穴を開けて欲しいです。 アベンチュリンは横に直径1mmで穴を貫通して欲しいです。難しい時は上から垂直に1mm程の穴で貫通でもいいです。 イメージは針金で流れ星ふうのチャーム作る予定です。 (全くの素人です) よろしくお願いします。
【石の名前】 ①星形レッドアゲート 厚さ2mm 直径10mm ②アベンチュリン 厚さ2.5mm 長さ30mm 【内容】 貫通穴あけ加工 ①星形レッドアゲートはすでにあいているいる穴にそって貫通穴あけをしてほしい。 穴サイズ1㎝希望 ②アベンチュリンは上の尖っている部分から7㎜の横に貫通穴あけをしてほしい。 穴サイズ1㎝希望 難しい場合には、上から垂直にあけてほしい。
お問い合わせありがとうございます!
貫通穴あけですね。
穴を開けたい場所に印をつけて送ってくださいね。
また、加工の 注意点をお読み頂きご確認くださいね。
貫通穴あけ加工ルース到着
お品物到着いたしました。
加工希望指示書も詳しく書いて頂いております。ありがとうございます!
ご希望の、穴サイズ1㎜貫通穴あけです。
アベンチュリンは穴サイズが、上の先端から7㎜と指定がありました。
穴を開けたい場所にちゃんと印がついていたので分かりやすかったです。
星形の石はすでに片穴が開いていました。こちらと同じように貫通にするのがご希望です。
早速で、職人に見てもらいました。
ご希望の穴サイズ1㎜ですが、 アベンチュリンは、こちらで幅サイズを確認したら、3ミリなので 開けた後は横1ミリになり、薄くてギリギリかもしれません。 穴サイズは0.7ミリか0.8ミリはいかがでしょうか? 1ミリ穴でという場合には、上から垂直に開けることになります。
とこのようにお客様からのご依頼はこのように横に穴を開けるのがご希望ですが、
職人に確認したところ、
3㎜ですと、1㎜穴を開けたら横幅が、1㎜と穴を挟んで、1㎜残りますが、こちらは厚さが足りず、薄くなるとの判断でした。
その場合には、第二希望の正面から開ける方のが、加工中や開けた後の使用中に、
石のワレカケのリスクが無くなるとの判断でした。
また同じく、星型レッドアゲートも、穴サイズが、1ミリ穴希望との事でしたが こちらですでに穴が開いている穴サイズを測ったら0.8ミリでした。 1ミリ穴にしますか? または同じ0.8ミリで穴をあけますか? ご確認よろしくお願いいたします
こちらの星形レッドアゲートは、すでに空いている穴サイズですが、お客様が計った時は、1㎜のようでしたが、
こちらで、職人がサイズを計り直したところ実際には穴は0.8㎜でした。
指示書どうりに1㎜穴にするのか?元々の石の穴サイズの0.8㎜にするのか?
お客様に伝え確認したところ
ご連絡ありがとうございます。 アベンチュリンは0.7mmで 星型レッドアゲートは0.8mmでお願いします。
ということで、
・アベンチュリン穴サイズ0.7㎜貫通穴あけ
・星形レッドアゲート穴サイズ0.8貫通穴あけ
と、加工内容を変更して加工スタートしました。
こちらの加工は、同じく超音波穴あけ機械を使用して加工していきます。
アクセサリー用貫通の穴あけ完成!
横穴の心配はありましたが、ワレカケなく完成いたしました!
完成後の横の写真をみても穴サイズを変えたので、ちゃんと余裕がありますね。
こちらも貫通穴あけ完成!
今晩は バッチリです。 ありがとうございます。
良かったです!素敵なアクセサリーをお作りください(*^-^*)
貫通穴あけ加工は比較的に色々な用途で天然石を金具につけやすい加工になっています。
こちらは、3個以上からのご依頼受付中です!
今度は、難易度が高い特殊な穴あけ加工をご紹介します。
特殊な穴あけ加工
こちらでは、特殊な貫通穴あけ加工についてご紹介していきます。
特殊穴あけ加工は、穴の長さが長くて透明石ではないものと、彫刻のものです。
通常彫刻に穴を開けたり、長さが35㎜以上のものの加工は受け付けておりません。
しかし、今回の特殊な穴あけ加工は、石の種類や厚さ、クラックなどお写真で確認し加工可能判断したので、ご依頼を受けました。
特殊な穴あけ加工内容
穴を開けたい。 写真にて、イメージ、サイズをお送りいたします。
お問い合わせありがとうございます。お写真拝見しましたが、貫通穴あけ48㎜!長い!
やはり、30㎜以上となると加工しずらくなっていきますし、加工賃も割高になります。
石はラブラドライドということで石の硬度は6~6.5で柔らかい石です。
職人からのお客様にいくつか確認事項がありました。
ラブラドライトについて
ラブラドライトは柔らかいので 入り口がカケやすいです。
穴を開けるために少し削りますがよろしいでしょうか?
また、48㎜という長さのため 、図①のように上からと下からと、分けて穴を開けますが 、開ける時に、石が半透明ではないため、目で確認する事ができません。
なので図②のようにズレる可能性があります。 その場合、中に穴の位置が2箇所出来る場合があります。
かけやすい、ズレやすい加工という事をご了承いただければこちらは加工致します。
こちらのラブラドライトはペアシェイプ(しずく型)をしているので上の部分が尖っております。
このまま、穴あけをするとビリ(剥がれ)になりますので、穴あけをする前に、卓上研磨機やグラインダーで、尖っている部分を少しだけ削ります。そうすると、ビリになりずらく加工できます。
またご希望の石が長さが長いので、手作業のため、中でズレルこともあることが懸念されます。
こちらを、お客様に確認したところ
ご連絡ありがとうございます。
ラブラドライトの件承知しました。
もう一点依頼させてください。
確認事項ご了承頂きありがとうございます。ラブラドライトの加工致します。
はい、大丈夫です。
もう一つの加工です。
横2.8cmの貫通穴を開けたいです。 石幅は約8mm〜10mmあります。
2月末に申年で、紫好きな母の誕生日があり、猿のアメジストを使用して、図のようなアメジスト×水晶のブレスレットを作成しようと考えております。
プロから見て、私の印をつけた場所の穴あけだと、私が作りたいものは難しいのではないか…。となりましたら、ご教示頂けますと幸いです。
(本来は彫刻石の紫が強いところの真横に穴を開けようと思ってましたが、それだと猿の重みに耐えられず、猿が常に下向きになってしまうのではないか。紫に穴が空いてしまいあまり紫が分からなくなるのではないか。と思い、穴あけの場所を真ん中より、下にずらしました。) よろしくお願い申し上げます。
誕生石のプレゼント!いいですね。
しかし、こちらはモノを実際に確認してみないとわかりません。
送ってください。
お猿さんの彫刻!お母様に誕生日プレゼント!素敵ですね(*''▽'')
加工内容は、アメジストの彫刻に穴あけをしてブレスにしたいという事ですが
こちらは実際に写真だけではわからず、石を直接見てみないと加工できるかの判断が分かりませんでした。
彫刻なので穴を開ける厚さの所に彫刻の深い溝などあり、厚さが薄かった場合には、
穴あけをした時に、厚さが薄い場所は紐を通した時に、紐がむき出しにでる可能性があります。
厚さがあり溝が深くなければ加工できます。
しかし、お写真では分かりづらいので
出来るかの判断は送ってもらい見て判断しなければいけませんでした。
穴あけ加工する大きなルースと彫刻が到着
到着した石はこちらです。到着した石をみるとラブラドライトの存在感がすごい!
また、お猿さんが乗っているアメジストの紫の色が淡くてこちらも素敵な石でした。
また、お客様が穴あけの場所をわかりやすく赤線を引いてくださっています。
職人に見てもらいました。
ラブラドライトは柔らかい石なので 入り口が凹みやすかったり 歪になりやすいとの事です。 尖っていると穴が開けづらいので 尖っている部分を少しだけ削ってから穴あけする事になります。 こちらご了承頂けるようでしたら加工スタート致します
現物を見ると、両方とも厚みがしっかりあったので、加工可能となりました。
しかし、やはり先が尖っている部分を削らないといけない判断になりました。この事例に限らず、柔らかい石や先が尖っている物を、穴あけをするのに必要な加工です。
ラブラドライトの件承知しました。
猿のアメジストですが、図のように点の部分に穴を開けて、しっぽの横に向けて、斜めに穴を開けてもらいたいですが、いかがでしょうか?
アメジストは指示頂いた斜めですと その後丸玉をつけるとなると 斜めですとゴムがひっぱられてしまい、ブレスが切れやすい思います。 こちらは、やはり真っ直ぐと穴を開けた方がブレスのゴムは切れにくいです。 丸玉を当ててみたので写真をご確認ください。
この写真をように、斜めにあけて丸玉をつけようとすると、猿と丸玉の間が、少し隙間が出やすくなり、ゴムブレスのゴムが切れやすくなるんじゃないかなと判断しました。
それと、職人が気にしていたのは
下のお写真ご覧ください穴あけの機械は針で開けるので、針がまっすぐです。ご希望の斜めに穴を開けるときに、しっぽが少しあたるのでしっぽが削れてしまう可能性があります。
ご提案ですが、しっぽの下の真ん中あたりに空ける予定です。下の写真を見てください。 印を付けましたがいかがでしょうか?
アメジストは真っ直ぐに開けた方がいいんですね! 提案頂いた方法でお願いいたします!
承知いたしました。
実際に石を見てみると、お客様のご希望の加工ですと、
・丸玉を付けたときにブレスのゴムが切れやすい可能性
・彫刻の猿のしっぽが穴あけの針で削れてしまう可能性
と2点難しいところがありました。
お客様のご希望に最大限近づけたいです!
しかし、お客様の想像する希望の加工は現実的にできるのか?できないのか?は、穴あけ加工に限らず
加工上、難しい場合もあります。
今回は、彫刻という部分もありますが、
彫刻に穴あけをする場合、厚さがないと、通常の彫刻は掘って凹んでいるところがあります。穴あけをした時に、凹みの部分が、穴がむき出しに飛び出てしまうことがあります。
でも、まずはやってみたい加工のご希望は、遠慮なく!職人にご相談くださいね。
こちらの加工は、同じく超音波穴あけ機械を使用して加工していきます。
ブレスレット用特殊貫通の穴あけ完成!
無事にワレカケもなく穴あけを完成することができました。
ラブラドライトの、40㎜貫通加工は、先端を、少し削っても、あまり違和感なく、見た目が綺麗に、仕上がりました。
懸念されていた、上の部分と下の部分の交わりがズレてしまうんではないか?と心配でしたが
こちらも、確認針で針で穴を通してもズレることもなく、仕上がりました。
猿の彫刻貫通加工も、猿のアメジストの厚さがしっかりあったので、曲がることなく加工することができました。
ありがとうございます! 綺麗に穴あいてて感動です( ;∀;)
嬉しいお言葉ありがとうございます!
その後、ブレスレットに加工して、お母様にプレゼントした写真も送ってくださいました。
綺麗に作成ていますね!石に合わせて良さを引き出すために、デザインが考えられているのも素晴らしいです!
穴あけ加工まとめ
今回は、穴あけについて磨いてある石に加工するのは難しいことから
使用する穴あけの機械の説明。
そして、「片穴加工」「貫通穴あけ加工」「特殊穴あけ加工」と穴あけ加工について加工事例を基に詳しく説明させて頂きました。
オリジナルアクセサリーを作りたいと思う、作家さんから一般の方まで
あれしたい!これしたい!を叶える穴あけ加工になっています。
是非、参考にしてみてください。
今度は穴あけ体験のブログも書いていきたいです。
最後に、弊社の職人(社長)が動画で穴あけをしています。
穴あけ加工動画
こちらは、Instagramで生ライブをで穴あけ加工を配信している様子です。
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